コンビニやファストフード店がいたるところにあり、小腹がすいたと思えばいつでも食べるものが手に入る時代。皆さんは「お腹が減って力が出ない」ぐらい空腹になってから食事をすることは週に何回くらいありますか?
たいしてお腹はすいていないけれど、お昼の時間だからとお腹いっぱいになるまで食事を摂る。という方は多いのではないでしょうか?『腹八分目に医者いらず』と言われていますが、腹八分目でとどめておく事は、健康だけではなく見た目においても効果を発揮してくれます。今回はその理由と、腹八分目に抑える食べ方をお伝えしていきます。

目次
・飢餓から飽食の時代へ
・“お腹がいっぱい”は見た目の老化&短命フラグ
・どうしたら腹八分目に抑えられるの?

【飢餓から飽食の時代へ】

日本人がお腹が減ってもいないのに次の食事をする。というような恵まれた環境で暮らせるようになったのはここ半世紀程度です。それまでは飢餓や空腹と闘いそれによって知恵をつけ体も進化してきたのです。私たちの細胞は常に活動し、燃料を燃やしてエネルギーを作り出します。そこで出た燃えカスや、破損した物を処理したり、修理作業が活発になるのは空腹のときです。
そのため、空腹を感じていないのに次の食事を食べてしまうと、体は排泄モードになるタイミングや、細胞再生スイッチをオンにするきっかけを逸してしまう恐れもあるのです。血糖値の上昇を緩やかにする為に、こまめに食事を摂られる方もいらっしゃるかと思いますが、そこでも全ての食事を満腹にしてしまうと元も子もなくなってしまうのです。
このように心身の声を無視し、飽食に対応できない体の困惑や悲鳴が、便秘や生活習慣病のもとになっているのではないでしょうか?

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【お腹がいっぱいは見た目の老化&短命フラグ】

以前、読んだ記事の中に、好き放題食べさせたアカゲザルと、カロリー制限をした食事を食べさせたアカゲザルを30年に渡って観察し、研究したものがありました。
そこには、カロリー制限をした食事を摂ったアカゲザルがもちろん健康状態や寿命を比較した際、いい結果が出ていたのですが、わたしがびっくりしたのはアカゲザル両者の見た目でした。同じ年齢のはずなのに、老人と若者ぐらいの差がありました。あまりのインパクトに、今でも鮮明に記憶に残っています。
近年では見た目が老けている人は、体の老化も進んでいるという研究結果も出ているように、食べているものが人間の体を作っていますが、食べる量や食べ方によっても見た目や寿命は変わってくるのです。

【どうしたら腹八分目に抑えられるの?】

ここまで散々腹八分目がいいとお伝えしてきましたが、わかっていてもなかなか出来ないのが現実ですよね。そもそも、腹八分目とは『もう少し食べたいな』と感じるぐらいの感覚です。ここでは具体的に腹八分目で食べるための方法を3つお教えします!

①20分以上かけて食事をする
実は早食いになってしまうと、満腹感に気づけずに食べ過ぎてしまう傾向があります。脳が満腹と感じるのは食べはじめから約20分後の為、20分以上かけゆっくり味わいながら食事をすることで食べ過ぎを防ぐ事が出来ます。

②噛む回数を増やす
出来れば一口で噛む回数は30回以上が理想ですが、最低でも20回は超えるようにしてみましょう。
噛む回数が増えることで、満腹中枢が刺激され満腹感が得られやすくなります。また、消化もスムーズになるため、消化不良を起こしにくくなります。

③サラダ・スープ類から食べる
イーズではおなじみの“後からタンたんダイエット”。食べる順番を糖の吸収が緩やかなものから摂取するダイエット法ですが、サラダ・スープは糖の吸収を穏やかにしたり、汁物はお腹が膨れやすいため、この時期はお野菜のたっぷり入ったあったかいスープから召し上がってみてはいかがでしょうか?

いつもよりあと一口、二口を我慢するだけでも何十年後の体や見た目は変わってきます。少しずつでも今日から始めてみてはいかがでしょうか?
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