9月からイーズのYouTubeチャンネルで、いつか先生のピラティスがスタートしましたが、皆さんはもうご覧になられましたか?動画内でも呼吸について触れている場面が何度もありましたが、人間は生まれてから、毎日休まず1日当たり約1万7000~3万回以上の呼吸を無意識に行っているのだそう。
意識的にコントロールすることが出来ないと言われている自律神経ですが、呼吸だけは自分の意志で自律神経のバランスを調整出来る唯一の方法です。普段から当たり前に行っている呼吸ですが、その方法を見直すだけで心身ともにプラスの影響があることは化学でも立証済み。今回は深い呼吸がもたらすメリットについてお話していきます。

目次
・精神面への作用
・身体面への作用
・効果的な呼吸法

【精神面への作用】
ゆっくりとした呼吸にはリラックス効果があり、早めのリズムには活気が付きます。私たちはストレスや不安を感じると気づかぬうちに呼吸が浅く短くなってしまいます。ストレスレベルが高いと、アドレナリンが多く分泌され呼吸が早くなります。そうするとさらに不安感が喚起されるのです。
ヨガや瞑想で意識的に深呼吸をすることでリラックスをしたと感じた方も多いと思います。横隔膜を使った腹式呼吸によって、迷走神経と呼ばれる心身を鎮静状態に導く副交感神経を刺激することで『闘争・逃走反応』から『休息モード』に切り替えることができるのです。

【身体面への作用】
深呼吸をすると、肺機能の改善や人間がストレスに反応して放出するホルモンであるコルチゾールの分泌を抑えることができ、ストレスが軽減されることで体の免疫力が上がり、ま
た腹式呼吸をすることで体幹も鍛えられます。
アイオワ州にある自然医学&予防センターは、腹式呼吸によって血圧が下がるという研究結果や、ブリガムヤング大学の研究では、1分間に6回程度のゆっくりとした呼吸のテンポを保つことによって、心拍数が低くなるという結果も見られました。
また、全身の細胞に酸素が行き渡ることで、内臓周りをはじめ全身の血行を循環させる効果もあります。それによって冷え性の改善や、デトックスにも効果があると言われています。

一方で、不安症やパニック症を患っている方が無理に深呼吸を試みると症状が悪化してしまうということもあるようなので注意が必要です。

【効果的な呼吸法】
ここまでで深呼吸の大切さはご理解いただけたと思います。しかし、ただ深呼吸をすれば良いわけではありません。正しい方法で行わなければ効果は半減してしまいます。ここからは効果的な呼吸法をご紹介していきます。

⓵ なるべくリラックスしやすい姿勢を取り、呼吸は必ず吐いてから吸う。

⓶ 息は鼻から吸って口から出す。

⓷ 限界まで吸ったり吐いたりしない。100%息を吐こうとしたり、からだ一杯に空気を吸おうとすると、身体に余計な緊張が生じてしまい身体が強ばってしまうため7~8割くらいを目安に自然に呼吸できる範囲にとどめておく。

⓸ なるべく、ゆっくり、長く、深く、静かに行う。

マスク生活が定着してきた今、以前に比べ呼吸が浅くなっている方が多いと思います。深呼吸で心身を落ち着かせ、自分と向き合う時間を作ってみてはいかがでしょうか。

【イーズ・インターナショナル公式チャンネル】
イーズ・インターナショナル 【肌navi】

ピラティスインストラクターのいつか先生♪年代別のお悩みに応じたピラティス講座も是非ご覧ください。

いつか先生のおうちで簡単ピラティス