猛暑だとか酷暑だとか、耳にしない日がないぐらい熱い日が続いていますが、皆さん体調管理はできていますか?日本での歴代最高気温も熊谷で41.1℃を更新しましたね。世界ではイラクやアメリカで55℃以上を記録したところもあるそうですから驚きです。気温が上がると代謝が落ちるので食欲も減退してしまいます。さっぱりして冷たい食べ物で済ませがちになってはいませんか?

実は、その食事こそが夏の体調を左右してしまう原因。よく考えてみてください。暑い国の食べ物で思いつくものは何ですか?スパイスたっぷりのインドカレーや、タイのトムヤンクン、メキシコもハバネロソースをよく使います。これらのスパイスは、体温を上昇させて体にこもった熱を汗として排出することでからだを冷やしているのです。暑いからと言って冷たいものばかり食べていては逆に体温を上げようとして自律神経のバランスが崩れがちに。暑いからこそ辛い食べ物で〈誘い汗〉をかいてスッキリするのも一つの方法です。ただし、胃腸系が弱い方は刺激が強いので加減しながら食べてくださいね。

基本的に温暖な国で作られたり食べられたりしている物は体の熱を取る食べ物だといえます。南国で収穫されるパイナップルやマンゴー・カレーのスパイス・ベトナムの甘~い練乳入りのコーヒー。砂糖もコーヒーも暑い国で栽培されていますよね。ココナッツオイルも身体を冷やすので夏の摂取だったらおすすめ。日本でも夏に獲れる食べ物は体の熱をとってくれる働きがあるので、食欲がない時や辛いものが苦手な方は、夏が旬の食材を選ぶことで季節にあった栄養や働きの恩恵を受けることができるのです。この時期不調を感じたら旬の食べ物を意識して摂ってみてくださいね。