夏は汗が必要以上に出てしまう季節ですね。 汗には体温調節など大切な役割があり、老廃物を排出するためにも汗をかくことは大切な事ですが、その汗によってお肌が貧血状態になる事があるというのです。

汗をかくことは、体内で大切な役割をしていますが、反対に、大量にかく汗で、身体に必要な栄養素までなくなっている場合もあるそうです。その栄養素が「鉄」。コラーゲン、粘膜、皮膚などの生成や代謝にもかかわるため大切な栄養素です。
鉄は血液の赤血球・ヘモグロビンと結びつき、全身に酸素を運んでくれます。酸素が運ばれると熱が生まれエネルギーとなり、血行促進しお肌の血色もよくなります。鉄が不足した状態では、末端まで酸素を運ぶことができず、血行不良をまねき貧血や肩こりなどの不調を起こします。また、疲労感や物忘れも招き、顔色も悪くなり、お肌も貧血状態に。

所説ありますが、鉄の1日の推奨量は成人女性で6.0~6.5mg。体調や生理期により必要量は変わってきます。厚生労働省が実施している国民健康栄養調査では、毎年不足している栄養素にあげられるため、できるだけ気を付けて摂取したいものです。
赤身のお肉やレバー、あさり、ひじき、いりごま、小松菜などに含まれ、鉄含有量の多い豚レバーであれば、100gで13mgの鉄分がとれます。鉄はもともと吸収率が悪いため、食物に含まれる鉄のうち8~10%ほどしか身体に吸収されないとか。肉や魚など動物性食品に含まれるヘム鉄と野菜など植物性食品に含まれる非ヘム鉄とあり、身体への吸収率はヘム鉄の方が高くなります。
体調だけでなくお肌状態にも影響するため、女性は特に意識して摂取してみて下さいね。