春は、冬に蓄えたエネルギーで芽吹く季節です。寒さが和らぐことで、血や気の流れが活発になり、蓄えられたエネルギーが一気に消費され、老廃物を排出しようとするデトックス作用も促進されます。春になると体調を崩しやすく疲れが取れない、肌が荒れるなど不調を抱える方は、デトックスにかかわる「肝(肝臓)」のケアが大切です。
身体の活動と深い関わりがある肝臓は、人体において最大の臓器。自律神経や新陳代謝の機能を担う全身の「気」の流れとかかわり、血液貯蔵や血流の調整を行うだけでなく、目や筋肉、情緒のコントロールなどにも作用します。別名「怒りの臓器」といわれ、肝臓に負担がかかると自律神経が乱れやすくなり、イライラや怒り、落ち込みなど情緒の乱れも引き起こすそうです。体内をデトックスしてくれる唯一の臓器「肝臓」の機能が整えば、心身共に元気になるといわれ、まさに「肝心かなめ」の臓器なのです。
大切な役割をしてくれる「肝臓」ですが、その働きを弱めないために「肝」を養うことがおすすめです。春には毒素を出す働きをしてくれる「食のお薬」が沢山出てきます。フキ、筍、菜の花など、春野菜の苦み成分が解毒をし、肝臓の働きを助けてくれます。血管から運ばれる酸素や栄養素で働きが活発になるため、造血作用のあるニンジンやホウレン草、レバーなどもおすすめです。また、肝臓のある右脇腹を温めると、血流量が増えるため、働きを助け新陳代謝を上げてくれます。肝臓が弱るとデトックスを妨げ、肥満にも繋がってしまいます。体調が変わりやすい春は、肝機能に気を付けて、お肌も身体も健康を維持して下さい。
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