湿度と気温が低下する季節は、インフルエンザや風邪にかかりやすくなりますが喉の痛みや口の乾きが起きやすい人は呼吸法を意識することで免疫効果が上がるようです。あなたの呼吸は鼻呼吸それとも口呼吸でしょうか?

鼻は呼吸器としての優れた機能があり、鼻呼吸をすると鼻毛や粘膜などがウィルスやホコリなどの侵入を防ぎ、乾いた空気に適度な湿度を与え、冷たい空気を温めて肺に送り込むため体に負担なく酸素を取り込むことができます。口は消化器のため空気清浄などの機能がなく、細菌やウィルスを体内にそのまま取り込んでしまい感染のリスクを高め、乾いた冷たい空気を肺に送り込む事で、体が冷えて免疫機能が低下してしまいます。口呼吸が慢性化すると歯並びやかみ合わせ、歯周病や口臭などに繋がり、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。

鼻呼吸を意識して行うには、口腔内の舌の位置を見直しましょう。舌は上あごの天井に軽くついているのが正しい位置です。舌の筋肉が衰えていると下前歯まで下がってしまい口が開きやすくなるため、口呼吸の原因に。口周りの筋肉や舌の筋肉を鍛えると自然に口を閉じる事ができるためおすすめです。トレーニング方法として歯の外側をなぞるように舌を回します。1周を1回として、左周り20回・右周り20回を1日3セット行います。この筋肉を鍛えることは、顔のたるみやほうれい線にも効果的です。毎日鍛える事で口の締まりがよくなり鼻呼吸を行いやすくなります。是非お試しください。