少しずつ寒さも和らぎ、太陽の光が眩しくなってきましたね。
動物が冬眠から目覚める春はもうすぐそこです。
人間は冬だからといって、体温や心拍数を下げて冬眠に入ることはありません。
私達は周りの気温に対応して自分の体温を一定に保つ『恒常性』の働きを持っているからです。

健康に生きていく上で重要な役割を担っている体温。

「貴方の平熱は何度ですか?」
そう聞かれて答えられるのは、圧倒的に女性の方。基礎体温やダイエットなどで計測する機会が多いからでしょうか。
一方男性は、熱っぽいときにしか測ることが無いかもしれません。自分の身体を知る意味でも、体温を測ってみましょう。
体温は、筋肉・内臓の働きや血液の流れから生産される熱エネルギーによって生み出されます。
一般的に男性は筋肉量が多いので体温も高めですが、最近、男性にも低体温の方が増えているそう。
60年前の日本人の平均は36.89度あったそうですが、今の平均は36.2度。

男性でも35度台の低体温が4人にひとりもいるそうです。

体温調節は自律神経が司っていて、これらは食事の栄養バランスだけではなく、睡眠・ストレス・過度なダイエットなどでも左右されます。

35.5度では自律神経失調症やアレルギー症状が出やすくなり、35.0度になると癌細胞が増殖しやすくなります。
体温が1度下がると免疫力は30%下がるので、体温を維持する事は健康の大きな鍵だと言えます。

体温を生産する筋肉の7割は下半身にあります。
小分けでもいので1日30分以上は歩く事が大切。歩く環境がない方は半身浴が効果的。
とよく言われているこの2つですが、

瞬間に体温が1度上がり、免疫力が30%戻るどころか5~6倍アップするというから、やらない理由はありませんよね。