日頃からよく使われる調味料に「酢」があります。起源は古く紀元前5000年までさかのぼり、最古の発酵調味料といわれています。お酒を発酵させて作る酢は、その過程で酢酸やクエン酸などが生成され、健康に大きな役割をしてくれているというのです。

酢は白米や玄米に麹菌と水を加え、アルコール発酵させて作ります。酸っぱさの元はクエン酸や有機酸。細胞のミトコンドリアでは取り入れた食べ物を効率よくエネルギーに変えるクエン酸回路があり、食べ物はブドウ糖に変換され、酸素やビタミン、酢によって酸化されてエネルギーになります。この回路がうまく機能しないと、効率よくエネルギーに変換されないのですが、食物からクエン酸をとりいれることで、ブドウ糖を完全燃焼でき、疲労の原因になる乳酸がたまるのを防いでくれます。またミネラルの吸収を良くし、新陳代謝を活発にする効果もあります。一方、有機酸は果実に多く含まれ、腸内細菌のバランスを整え、大腸内の悪玉菌を抑える働きをしてくれます。

酢は健康維持のために1日大さじ1~2杯を目安に取り入れたいもの。直接、口にすると酸味が強く、カルシウムを溶かすため、水やお湯で5~10倍に割ってドリンクとして飲むことがおすすめです。また、ピクルスや酢の物、サラダなど料理にも手軽に取り入れることができ、酸味が味覚や嗅覚を刺激し、食欲増進にも効果があります。腸のぜんどう運動も助けてくれるので、消化吸収がスムーズに。体循環も良くなり代謝アップにつながり、細胞の生まれ変わりも促してくれます。健康や美容に効果的な調味料なので、日々の食生活に少し取り入れてみて下さいね。

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