アメリカ最古のミスコンテスト『ミス・アメリカ』は今年から水着審査を廃止しました。「見た目で判断しない」という方針だそうです。でも、コンテストのためにジムに通ったり、食事のバランスを考えて栄養士をつけたりして努力している人がいるのも事実。内面・外面に関わらず、美しくあるために努力することはコンテストとは関係なくやっぱりステキだと思うのです。
しかし、外見の美しさイコール痩せていることではありません。物理的に食べ物を食べなければ痩せることはできますが、そんな不健康な美はありません。もちろん食べ過ぎはダメという事が大前提ですが、6大栄養素はバランスよく摂る必要があるのです。特にダイエットをしていると徹底的に抜いてしまうのが『油』。お肉の脂身を除いたり、ノンオイルドレッシングを選んではいませんか?確かに1g 4kcalの炭水化物やたんぱく質に比べて9kcalの脂質は高カロリーですが、脂質はエネルギー源なだけではなく、ホルモン・細胞膜を構成したり、皮下脂肪として臓器の保護をするなど大切な役割があります。
また、ビタミンA・D・E・Kといった脂溶性のビタミンは、油が無くては吸収しにくく取り込めません。カスカスのお肌にならないためにも油はダイエット中でも必要なのです。そこで選んでいただきたいのは「いい油」。「いい油」は「悪い油」を体内クレンジングしてくれる働きもあります。アマニ油・えごま油・しそ油や青魚に含まれるDHA・EPAといったオメガ3系の必須脂肪酸は、積極的に取り入れなければなかなか摂取できません。脳の構成成分も水を除けば6割が脂質。摂取した油の質で性格まで変わるという話は、本当なのかもしれませんね。