花粉症真っただ中。風邪なのか花粉対策なのか街中がマスクだらけで、声をかけられても「どちら様でしたっけ?」となることもしばしば。
いまや280億円越えのマスク市場。風邪や花粉症でなくても、マスクをつけ続けるマスク女子も増えているようです。すっぴん隠しや安心感にとどまらない『マスク依存症』は実は女性に多いといいます。

2003年SARS(サーズ:重症急性呼吸器症候群)が流行した年ぐらいから、マスクをつけている人を見かけるのは当たり前の光景になりましたが、それまでは風邪か花粉症か芸能人のお忍びデートぐらい。また2000年まではガーゼタイプがほとんどで、使い捨ての不織布タイプの物はここ15年足らずで普及したようです。
最近では、耳が痛くならないようにひも無しの貼るタイプの物や、眼鏡がくもらない物、香りつきの物、小顔効果がある物まで、さらに進化し続けていますが、マスクによる美容トラブルも増えていて、ニキビができたり、雑菌の繁殖で敏感になったりする方も。

また、抗菌タイプのマスクによるアレルギーや呼吸疾患なども報告されているのでつける時間が長い方は注意が必要です。一番深刻なのは、『マスク依存症』。
だてメガネならぬだてマスクの経験者は圧倒的に女性の方が多く、重症化すると通常の生活でマスクを取ることができなくなってしまう場合も。
「しゃべりたくない」「見られたくない」「つけていないと不安」だからつけている場合は専門の医療機関に相談しましょう。
マスクもうまく活用したら健康に味方してくれるアイテムです。自分に自信がないことを隠すためにしているマスクはおもいきって外してみませんか?