夏の生理不順にはさまざまな原因があります。暑いからと言って冷たい食べ物ばかりを摂ることで起こる『体の冷え』や、慌ててダイエットしようと女性ホルモンの材料になる『油』を抜いてしまった・・・など思いあたることはありませんか？女性のホルモンバランスは、お肌の調子だけではなく心のバランスにも影響を与えます。秋になってカスカスのお肌にならないように、食卓にオリーブオイルを取り入れてみてはいかがですか。
「夏の間はダイエットで油抜き」は女性がよくやってしまいがちな方法。ある意味正しくもあり正しくもないと言えるこの方法は、〈油＝悪者〉というイメージを持っているからなのでしょう。1g 9kcalの熱量がある脂質は減らすことでダイエットになることは間違いありません。しかし、脂質は私たちの体をつくる材料として必要です。脂質には大きく分けて2種類あります。固まる油である【飽和脂肪酸】と固まらない【不飽和脂肪酸】です。バター・ラード・ココナッツ・牛や豚肉は飽和脂肪酸で、摂りすぎると脂肪として蓄積してしまいますが体温保持や脳・ホルモンを構成する大切な材料。
おススメしたい良質の油は、不飽和脂肪酸であるオリーブオイル。サラサラなので人間の体内で固まらずコレステロール値を抑えて動脈硬化を予防したり、血液をサラサラにして心筋梗塞や脳卒中のリスクを減らすと言われています。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は抗酸化作用もあり美容と健康を考えたら、実はコスパ良しの食品なのです。ただし、オリーブオイルを選ぶ時には、エクストラバージンの物を。ピュアオリーブのような酸化を科学的に還元し脱色・脱臭したものや、オリーブポマースのように有機溶剤で搾りカスを再搾取したものは安価ですがオリーブ本来の香りを楽しむことができるのはやはりエキストラバージンオイルです。
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