冬は、もっとも骨盤が閉まる季節って知っていましたか?
骨盤が閉まると、交感神経が優位になり、活動的になったり緊張感が増す事で、やる気スイッチがアップして、脳の回転もよくなるとの事。
運動やダイエットにも最適の状態なのだとか。1日の中でも開閉リズムがあって、これが安定していると生体リズムが整って、体の回復力がアップするようです。
骨盤は、1年を通して気温が上がるにつれて開き、寒くなるにつれて閉じていくという自然のリズムがあります。
1日の中では、朝は骨盤が閉まっていて、交感神経が優位になり活動的に動いて、夕方から夜にかけて徐々に開く事で、副交感神経が優位になってリラックスモードに切り替えて、新陳代謝を整えています。女性は月経の時もこの開閉リズムが行われていて、生理開始直前から開きはじめ、老廃物を排泄させる機能が上がり、生理後から徐々に閉じはじめ、排卵期には、もっとも閉じている状態で、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が多くなるようです。
この骨盤の開閉がスムーズに行われていないと、冷えや生理不順、代謝の低下により疲れやすい体になってしまいます。
開閉がスムーズに行われない原因として、筋力の低下があげられます。開閉に影響する筋肉として、骨盤底筋があり、内臓を支える役割や、尿や便の排泄の際に必要な筋肉でもあります。この筋肉を鍛える事で、ヒップアップ効果や腰痛、肩こり、便秘、尿漏れ、姿勢の改善も期待できます。
自宅で簡単にできる方法として、仰向けに寝転がって両ひざを立てて、肩幅にひらきます。ゆっくり鼻から息を吸いながら肛門と膣を引き締めて、頭側に向かって引き上げる気持ちで力を入れてください。ゆっくり鼻から息を吐きながら5秒くらいキープして、息を吐ききったらリラックスします。
これを毎日10セット行ってください。また、普段の生活の中で、電車に乗っている時や座っている時など、肛門と膣の引き締めを意識して5秒キープしてから緩めるだけでも、普段使わない骨盤底筋を鍛える事になります。