今、このメルマガをスマホで読んでいただいている貴方の姿勢、首が前にたおれて猫背になってはいませんか？もしそうであったなら、真っすぐ前を見ているときの4倍以上の負荷が貴方の首にかかっているかもしれません。週が明けたばかりなのに「疲れが取れない」「肩がしんどい」と腕や首をぐるぐる回している方は、一度自分の姿勢を見直してみましょう。
日本人は欧米人と比較して頭の大きさの割には首や肩の骨・筋肉がきゃしゃなので、もともと肩こりをおこしやすい人種といわれています。通常頭の重さは体重のおおよそ10％ぐらい。60kgの方は約6kgのかたまりを首で支えていることになります。正しい姿勢をしていても首や肩にかかるこの負担は、首の曲がる角度によってますます負荷が増します。特にスマホなどを長時間見るような姿勢の場合、首の曲がる角度が15度になると負荷は12kgに、30度で18kgに、60度にもなれば27kgもかかるといいますから、たかが首の角度と言ってあなどれません。
人間は進化してきた過程で二足歩行するようになり重い頭が上に配置されることになりました。一直線の体のバランスをとるために首から腰に掛けてS字に湾曲を描く姿勢になったのです。しかしそのバランスがスマホを見る姿勢で崩れてきています。首を下にさげ、ストレートネックになることで背中が丸まり、胸ではなく下腹を突き出すことで、逆S字に湾曲させバランスをとるようになってしまいました。こうなると肩や首の凝りだけではなく、猫背・筋力低下・体形変化・足腰への負担と不調がマックスに。現代人の1日のスマホ平均使用は3時間。できるだけ重い頭が下がって首に負担がかからないように日頃から意識しましょう。
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