東洋医学や漢方では、「舌診」というものがあり、舌の色や形などで、
身体の状態を知ることができるそうです。
それほど舌の状態は毎日変化していると言われますが、
この「舌」、美容にもとてもかかわりが深いのです。
人間の身体の機能が低下するのは、使わなくなり衰えてしまうため。そのまま放っておくと年齢以上に衰えます。
舌はその代表的な器官で、食べ物をのどに詰まらせてしまうことも機能低下のあらわれ。舌の機能=「舌ヂカラ」の低下は、飲み込む力だけでなく、噛む力や発音にも影響してくるのだとか。姿勢が悪い場合や、柔らかいものばかり好んで食べるなどの習慣も、舌ヂカラの低下の原因となるので、気を付けましょう。
舌は筋肉でできた組織で、顔や首などの筋肉、ノドや食道、骨格などにもつながっています。そのため、舌ヂカラの低下と全身の筋肉の低下は比例すると言われ、放っておくとタルミやほうれい線、首のしわや二重あごが深くなる原因に。
そうなる前に、毎日、舌の運動をしていただくのがおススメです。
両手を胸の前でクロスし、あごを上げ、天井に向き首の筋肉をしっかりと伸ばし、舌を思い切り出して左右に動かします。この時、目玉も同時に左右に動かします。往復8セットを朝晩実践。
顔の複雑な筋肉やあご周りの筋肉も鍛えられスッキリ小顔に!
舌の付け根は首と繋がっているので、首周りの筋肉が動きリンパの流れも改善され、浮腫み解消の効果も期待できます。
また、食事中に1度は30回以上噛む、あえて固いものを食べる、本を読む時は大きな声で読む、なども舌ヂカラが鍛えられるため、日頃から取り入れてみて下さい。