レジ袋の有料化やガソリン車廃止の動きなど、環境問題に対する対策が多く出されている中で、私たちのお肌と切っても切り離せない環境問題がオゾン層の破壊です。
オゾン層と肌ってどんな繋がりがあるの!?と感じられる方も多いと思います。
今回はなぜオゾン層の破壊が私たちのお肌に関係しているのかについて取り上げていきます。

目次
・オゾン層と紫外線の関係
・増え続けている紫外線量
・紫外線が引き起こす肌老化
・その紫外線対策肌を疲れさせてない?

【オゾン層と紫外線の関係】

オゾン層とは地球を覆う気体の膜のことで、このオゾンが地球全体を覆っていることで、太陽からの有害な紫外線を吸収し、地上の生物を守っています。実は地上に生物が住むようになったのは、このオゾンが出来て太陽からの有害な紫外線をカットしてくれたからなのです。つまり、地球上の生命は太陽の光をそのまま浴びているのではなく、オゾン層というフィルターによって有害紫外線をカットした「ソフトな太陽の光」の中で暮らしているのです。

【増え続ける紫外線量】

これまで、地球に降り注ぐ紫外線のうち適度な量がオゾン層で吸収されていたため、私たちは、過剰な紫外線によって生じる異常を起こさず、また、ちょうどよい量の紫外線を浴びて生活を送ることができました。
しかし、フロンガスなどの影響により年々、オゾン層は破壊され、1970年代当初の南半球の極地付近のみで観測されていたものが、数年前からは、北半球にも及ぶようになり私たちの住んでいる日本の上空でもオゾン層の薄い場所が観測されるようになりました。

実は日本で紫外線測定が始まったのが1990年からで、それ以前の正確な数値はわかっていませんが、オゾン層の変化からすると1980年~2010年までの間でも最大18.5%増加している可能性があるとされています。つまり20~30年ほどの間に過激な紫外線による弊害が急速に増えているのです。

残念ながら昔と今では明らかに紫外線量に差があり、やるべき対策も全く異なる状況なのです。現に、少し前までは日に焼けることはむしろ良いことだと思われていました。紫外線は骨の形成に必要なビタミンDが作られるなど健康上必要な光線ではあるものの、必要量はごくわずかであることがわかっており、紫外線量が増え続けている状況で何も対策をしないというのは、男女問わず誰にとっても非常に危険なことです。

【紫外線が引き起こす肌老化】   

紫外線は波長の短いものから順に、UVC,UVB,UVAという3種類があります。このうち地表に届くのはUVBの一部とUVAです。
UVBに比べUVAは20倍もの量が地上に降り注がれており、雲や窓ガラスも通り抜けるという性質も持っています。そのUVAが肌の奥まで到達し、じわじわとしわやシミなどの様々な影響を与えていくことを「光老化」と呼びます。
光老化の恐怖はすぐには表れないところで、だいたい、10歳代から皮膚内部で進行が始まり、20歳代で症状が出始め、30歳代になるとほとんどの人に現れます。

【その紫外線対策肌を疲れさせてない?】

増え続ける紫外線と光老化に立ち向かっていくための対策としてみなさん思いつくのが、日焼け止めだと思います。ですが、紫外線を防ごう、防ごうと数時間おきにSPFやPA値の高い日焼け止めを毎日繰り返してしまっている方は、お肌がかなり疲労しているかもしれません。日焼け止めを選ぶ基準としてはSPF30以下の紫外線吸収剤不使用のものを選んでいただくのがおすすめです。

SPF1で約20分間紫外線を防御すると言われていますので、20分×30=600分、海や山など紫外線が強い場所などはもう少し時間は短くなりますが、日常的な紫外線であればSPF30以下でも十分に防ぐことができます。肌負担を抑えるものであれば、天然のUV剤とも言われている、フラーレンやフェルラ酸といった成分が配合されているものもおすすめです。

紫外線の対策はこの時代を生きる上では必須になりますが、防ぎ方を間違えてしまうと逆にお肌に負担をかけたり、老化を進めてしまう原因になりますので、まずはお持ちの日焼け止めやお化粧品に含まれている日焼け止め成分をチェックしてみてください。

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