ポカポカ陽気になりお肌で気になってくるのは、毛穴の開き。気温が上昇すると毛穴もひらきやすくなり皮脂の分泌も活発になってきます。そして、その毛穴は年々ひらいたまま戻りにくくなっているという方も多いと思います・・・。実はこれ、お顔だけでも20万個もあるという毛穴のひとつひとつに存在する立毛筋(起毛筋)といわれる筋肉がその役割を担っているのです。
毛穴というぐらいですから、もちろん体毛が生えている場所でもあります。またそこは、皮脂腺という皮脂の分泌をする場所でもあります。眉毛やまつ毛などの立毛筋を持たない体毛もありますが、他のうぶ毛にはもちろん存在しており、特にTゾーンといわれる額や鼻の部分は他の部位よりも約7倍も毛穴の数が多いようです。毛穴は寒くなると体温を逃さないようにぎゅっと収縮して普段は斜めに生えている体毛を逆立たせます。これが鳥肌の状態です。逆に暑くなると毛穴を開放して体熱を発散させようとします。さらに特に男性は皮脂の分泌も増え毛穴が詰まる原因にもなっているのです。
洗顔後の毛穴の数を見てみると、気温８℃の場合と気温35℃の場合では高い方が毛穴の数が約1.5倍も増え、大きさも大きくなっていたという報告があります。立毛筋も元気で若いうちは伸び縮みしても元に戻りますが、お肌のトラブルや加齢によっては立毛筋も老化して毛穴も開きっぱなしになってしまいます。気になる方は毛穴に汚れを残さないよう温かいお湯で優しく洗顔することが大切。そして立毛筋に刺激を与えるように最後に冷水かスプレー式の化粧水できゅっとお肌をひきしめましょう。もちろん、夜睡眠中のお肌の排泄時間には美容成分や油分のあるお手入れはしない【夜の美容断食】は男性にもオススメの美容法です。
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