朝晩の気温が下がると温かい飲み物が恋しくなりますね。暑い時期には敬遠していた汁物も美味しく感じられます。温かい飲み物は食べ過ぎを抑えることもできるので、ダイエット中の方も上手に取り入れましょう。この時期オススメなのは『緑茶』。身体を冷やすといわれることもありますが、ビタミンB群・Cなどの栄養が豊富。カテキンパワーで逆に代謝を上げることもできるのです。

お茶と言えば【カテキン】。これはポリフェノールの一種でファイトケミカル成分の仲間です。カテキンは殺菌効果が高く、お茶でうがいをすると風邪をひきにくいことや、食後にいただくことで虫歯になりにくいことはよく知られています。でも実は平成15~16年ぐらいから日本人の茶葉の消費量は減少しつつあります。これはペットボトルの緑茶が一般化してお茶は入れるものから持ち運べるものに変化したという背景があるからです。しかしペットボトル飲料に使用される酸化防止剤や防腐剤・沈殿防止剤などの懸念点を考えるとやはり茶葉からいただくことがオススメです。

夏に新茶の季節を迎える緑茶は、体を冷やすと言われていますが、それにも勝るカテキンパワーで、細胞内のミトコンドリアを活性して増やし代謝を上げるという効果が期待できます。お茶のカテキンには私たちの『脂肪をため込む白色脂肪細胞』内のミトコンドリアを増やして『脂肪を燃焼する褐色脂肪細胞』により近い『ベージュ脂肪細胞』に変化させることができるのです。仕事中いつもはコーヒーや紅茶などをお供にしている方も、緑茶を見直してみるのもいいかもしれません。ちなみにお茶の消費量が多い県は静岡県ですが、一日あたりの病院の平均外来者数が日本一少ないのも静岡県なのだそうです。