気温が下がり、食欲も増す季節になってきましたね。ある時を境に、食べる量は変わらないのに体重が増えてきた、肌の調子が良くないなど、感じられることがあります。その違いは、いったい何なのでしょうか。一般的に代謝の低下が不調と関係があると言われています。その代謝を左右するものに、ミトコンドリアと大きな関わりがあるというのです。

ミトコンドリアは私たちの細胞の中にあるミドリムシのような形のもの。一つの細胞に数百~数千のミトコンドリアが存在し、単純に言えば、このミトコンドリアの数の減少や、機能低下が身体の不調をまねき、めまい、疲れ、肌荒れ、息切れなどを起こすそうです。加齢とともにミトコンドリアDNAがダメージを受け機能が衰え減少すると言われ、ストレスや睡眠不足、過食、喫煙、運動不足など活性酸素が増えることも減少の要因となります。しかし、このミトコンドリアは年齢に関係なく増やすこともできるのです。

週3回1時間弱の適度な運動を行うことで、ミトコンドリアが増えたという検証結果もあります。ミトコンドリアは背中や太ももの筋肉に多く存在していると言われているため、運動が苦手な方は、なるべく階段を利用することや、背筋を伸ばして姿勢を正し、背中や太ももの筋肉を意識するなど、日常生活で筋肉を使うことを実践することも効果的。また、活性酸素を除去してくれる水素水を飲むことでも、ミトコンドリアの増加を助けてくれます。そのほか食べ過ぎは、活動を弱めてしまうため腹八分目がおすすめです。代謝が上がると身体もお肌も不調知らずに。細胞レベルでキレイと健康を手に入れて下さい。