最近化粧品の広告ではダイレクトに『美白』『ホワイトニング』という言葉を見かけなくなりました。この言葉は薬機法で制限されているのですが、それだけ売り上げを左右する魅力のある言葉なのは確かです。しかし美白を追及するあまり、細胞の色素まで漂白してしまうという白斑事故は記憶に新しいところです。そもそもどのような条件が整えばお肌は白く見えるのでしょう?

まずは化粧品の成分で白肌にする方法。ハイドロキノンやアルブチンなどいろいろ出ていますが、成分によってアタックする役割の違いがあります。酸化を防ぐものやメラニンの生成を阻害するものもあれば、できてしまったシミを還元するビタミンCなどもあります。これらはどれも細胞に働きかける方法です。汚れを取り除くことももちろん白肌につながります。メイクの油分は毛穴に残ったり日焼けで酸化することで俗に言うメタボ肌に。そうなるとクスミ肌に見えてしまいますので、汚れをしっかり取り除くことも怠らないようにしましょう。

他にはお肌の水分量を充足させる方法。お風呂上りや洗顔のあとに「あれっ?色が白い!」と思う事はありませんか?角質層に水分があると光に反射して透明感のあるお肌に見えるのです。なので、お肌が乾燥すると逆にくすんで見えてしまいます。肩・首・デコルテのマッサージをして顔色がパーっと明るくなる方は、血液の滞りを改善することが大切です。二酸化炭素と老廃物を含んだ血液が滞るとどんよりくすみ肌に。肩こり猫背なども血液の循環を悪くするので注意しましょう。色が白いのは七難隠すと言います。美白成分にとらわれるだけではなく、自分にあった白肌対策を見つけてくださいね。