日も段々と短くなってきました。秋の香りも楽しめる季節ですね。キンモクセイや銀杏(ちょっとクサイけど・・・)、サンマや焼き芋の焼けるいいにおい!!実は嗅覚と記憶には深いつながりがあります。ニオイで過去を思い出すことがありますよね。最近では嗅覚を鍛えることでアルツハイマー型認知症の改善効果も期待できるのではないかと言われているのです。

誰しもが「好きだった人がつけていた香水」や「海外でのその地域の独特なニオイ」を嗅ぐと過去の記憶が呼び覚まされたことがあると思います。嗅覚と記憶には深いつながりがあって、人間の脳の『海馬』という記憶をつかさどる部分と『嗅神経』というニオイをつかさどる部分はつながっているのだそうです。最近の研究では、嗅神経のダメージが少しずつ海馬に伝わって記憶機能を破壊させ、それがアルツハイマー型認知症を発症させている原因のひとつであることがわかってきました。しかしこの嗅神経、他の脳神経より再生能力が高いそうで、香りを嗅ぐだけでも機能が回復しやすいのだそうです。

認知症予防ができるアロマの配合はご存じですか?『ローズマリーカンファーとレモン』の精油を2対1で朝2時間、『真正ラベンダーとオレンジスウィート』の精油を2対1で就寝前後の2時間嗅ぐだけ。この根拠も嗅神経のダメージを改善することで海馬の活性につながるという研究結果からだったのです。実際検証を行った医師によると、認知症の治療薬と同レベルの改善を確認したとのこと。2020年には日本人女性の半分が50歳以上になるといいます。高年齢化することでもちろん認知症の問題も深刻化するでしょう。秋の夜長、ステキな香りに包まれて脳を健康にするのもオススメです。