食欲の秋ですね。気温が下がり食欲も増し、いつの間にか勢いで食べ過ぎたり、口寂しくて意味もなく食べてしまう事は無いですか。常に膨満感を感じることは、体内の働きを弱める原因です。決まった時間に食事をし、適度に空腹を感じることは、とても大切なこと。美容や健康にも必要なことなのです。

空腹時にお腹がグーグー鳴るのは、ほとんどの人が経験していると思います。お腹が鳴る原因は、空腹期収縮が起こり、空気の移動が起こるからです。空腹期収縮が起こることで食べ物の残りカスや古い粘膜をそぎ落とし、胃腸の中をキレイに掃除してくれます。また、血糖値が下がり、インスリンの出が減ると、記憶に必要な脳内のタンパク質が活性され記憶力向上に繋がった研究結果もあるそう。人間の細胞は空腹状態の時に生命力が活性される遺伝子があるため、傷ついた細胞の修復がされるとも。この時、奇跡のホルモンとも言われる健康や美容に働きかけるアディポネクチンも分泌され、血管の掃除、肌のハリの改善、メタボやガン予防といった効果も期待されています。

お腹が空く前の間食や夜食は、空腹期収縮の妨げになります。睡眠中に空腹期収縮が起こらないと胃腸が正常に働かなくなり、睡眠の質も低下し胃もたれや便秘の原因にも。空腹を感じることはとても大切なので、お腹が鳴る時間をきちんと作って下さい。キレイと健康のために少し我慢!30分~60分程度、空腹状態を感じることで、効果が期待できるそうです。どうしても大事な会議やテストなどでお腹が鳴って欲しくない時は、アメ1つ、チョコ1かけらなどで調整してみて下さい。その時は、食べ過ぎ注意です。