きれい好き日本。手洗い用の除菌せっけん、繊維の奥の汚れまで落としきる洗濯洗剤、一滴で油を分解する台所洗剤など、日本のコマーシャルの1割は洗剤系ではないかと言われています。
もちろん不潔にしているより清潔な方がいいとは思いますが、過剰に清潔にするあまり、逆に環境に弱いからだをつくってしまっているという事実はご存じですか?

人間は生まれた瞬間から雑菌だらけの環境にさらされます。赤ちゃんはお母さんから受け継いだ免疫を持って生まれてきますが、その免疫力ではまだ不完全。なので母乳によって不完全な免疫を補っています。
子供の時には、手に取った物を何でも口に運ぼうとしますよね。これも菌を体に取り込んで、これから生きていく環境の中に潜む菌に対して免疫をつくろうとする本能なのです。ですから、おもちゃを片っ端から除菌シートで拭いて与えることは免疫力を奪うことと一緒。
そもそも除菌シートの成分が人間にとって100%安全かどうかの方が気になりませんか。

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手洗いなども神経質になるがあまり、除菌せっけんで大切な常在菌まで洗い流してしまってバリア機能が低下し、手荒れや手湿疹で悩んでいる方も多く見かけます。除菌が原因の場合は普通の固形せっけんにするだけで解決することもあります。
また、最近ではトイレでの洗浄が当たり前になっていますが、旅行先などで1日でもトイレでの洗浄ができないととたんに肛門が荒れるという人までいるそうです。これは、もともと菌に強い肛門を常に清潔にしすぎることで抵抗力自体が低下してしまっている証拠。
便利で進化することも大切ですが過剰にしすぎることの弊害があることも知っておいていただきたいのです。