さあ、夏仕様に衣替えの季節。
冷やし中華や冷奴、冷やしたビールがそろそろ食卓に並びだします。
暑い季節は代謝が下がるので温かい物も取り入れて身体を冷やさないように気をつけてくださいね。夏の不調も色々ありますが、特に男性に多い『痛風』も夏に症状が悪化する疾患。
痛風の原因になる尿酸値を上げる『プリン体』。でもビールだけを気にしていてもダメですよ!!

健康診断で「尿酸値が高い」と注意を受けた方は、痛風についてもご存じだと思います。
尿酸値が7.0を超えると高尿酸血症といわれ、血中の尿酸が溶けきれずに結晶化して関節などに溜まり炎症が起きます。
「風が吹いても痛い」というこの疾患は贅沢病ともいわれ、日本では明治以降に見つかり1960年代から増加。
食事が欧米化して肉や油の過剰摂取が原因ではないかとも言われています。
ビールだけが取りざたされていますが、実は『プリン体』とは細胞の核を構成する物質で何にでも含まれています。
一定量は肝臓で分解され尿酸となり尿として排泄されますが余剰な尿酸は痛風の原因に。

特に真夏に向けて痛風の発作が増える原因は汗によって体内の水分が失われやすいから。
尿の量が減り尿酸が残りやすくなってしまうのです。夏はこまめに水分を摂って尿を排泄しやすい状態を作りましょう。
また、健康のためにとせっせと筋肉を鍛えるジムなどもやりすぎは逆効果。
激しい運動は尿酸値を上げるので、気軽に続けられるウォーキングなどの軽い有酸素運動の方がおススメです。
女性ホルモンの関係で、痛風疾患のある女性の割合は1~1.5%。
奥様と一緒の食事をしていても自分だけ激痛が・・・ということにならないように、自分の生活は自分で管理しましょう!!